biography


 

 "...with her honey-strong voice,.."(The New Haven Register)

      「〜はちみつのようで力強い声〜」

             (ニューヘイヴンレジスター紙

 

            「〜全身が楽器で全身が役者〜」

                                    (中日新聞)   

             


幼少期より、母親(渡部千枝・ソプラノ歌手)の影響で音楽に興味を持ち育つ。作曲家の川口耕平は伯父、メゾソプラノ歌手の渡部せつ子は叔母にあたる。父の転勤で幼少期を米国ロサンジェルス、中学生活をベルギー、インターナショナルスクールで過ごす。帰国後、南山国際高等学校に編入、クラシックの声楽レッスンをはじめる。

二神二朗氏に師事、イタリア古典歌曲を学ぶ。

国立音楽大学声楽科において田口興輔氏に師事。在学時、主にモーツァルトとイタリアオペラの演奏にはげみ、卒業後、東京二期会スタジオ(当時)、新国立劇場オペラ研修所などでさらに研鑽を積む。(このころアカペラグループに所属が決まり、研修所を退所。後にグループ脱退、再びオペラ歌手を目指すに至る。)アメリカやイギリスの歌曲を藤井多恵子氏に学ぶ。

2001年渡米。ニューヨーク・マンハッタン音楽院(Manhattan School of Music)入学。在学時、アシュレー・パトナム氏に師事。ドナ・ヴォーン氏に演技を学ぶ。演技、舞台表現、ダンスなどの授業において表現を深める。

2003年学内オペラ魔笛(パミーナ役)に出演。2005年、アーティストインターナショナル・コンクール入賞、カーネギーホールのヴァイル・リサイタルホールにて記念リサイタルを開催。ドビュッシー、ブラームス、クウィルター、ヴェルディなどの歌曲作品を演奏。 同夏、シュタクワ音楽祭にてラ・ボエーム(ミミ役)を歌う。2006年学内オペラカルメル会の修道女たちの対話(新修道長役)に出演。同年、大学院ディプロマ課程修了。

2007年コネチカット州にて蝶々夫人タイトルロールで米国オペラデビュー。

2008年よりダイアナ・ソヴィエロ氏に師事。

2008年、ディカーポオペラ歌劇場にてトゥーランドット(リュー役)に出演。

2009年名古屋二期会《ニューイヤーオペラコンサート》に初出演、二期会会員となる。同年1月、ディカーポオペラ歌劇場にてフィガロの結婚(スザンナ役)に出演。4月には《アジアン交響楽団プッチーニ生誕150周年記念コンサートツアー》に参加、リンカーンセンターのアリス・タリーホール(Alice Tully Hall)にてトゥーランドットのリュー役を歌う。同年6月、東京国際フォーラムホールにおいて同コンサートに出演。

2010年名古屋二期会《ニューイヤーオペラコンサート》において蝶々夫人(タイトルロール)のアリア「ある晴れた日に」を歌う(指揮:飯守泰次郎)。同秋、オペラ・マンハッタン主催ラ・ボエーム(ミミ役)にて、オフ・ブロードウェイのザ・ロイアライアス劇場に出演。同年12月、米国・在米国連大使公邸にて、天皇誕生日祝賀会式典で国歌「君が代」独唱を務める。

2012年名古屋二期会《ニューイヤーオペラコンサート》において、ラ・ボエーム(ミミ役)を歌う。(指揮:飯守泰次郎)同年3月、ニューヨーク・ミドル共同教会において《3・11東日本大震災支援チャリティーイベント》を行う。10月に完全帰国。同年11月、名古屋市、《市民の「第九」コンサート》においてソプラノソロを務める。(指揮:藤岡幸夫、アルト:木村洋子、テノール:錦織健、バス:伊藤貴之)

2013年4月に帰国記念リサイタル《2013渡部純(※当時名称)ソプラノリサイタル》(ピアニスト:山下勝氏)を開催、7カ国の歌曲作品を取り上げ好評を博す。夏には名古屋芸術創造センターにおいてNICE主催オペラコジ・ファン・トゥッテフィオルディリージ役を演じる。

2014年、第9回名古屋音楽ペンクラブ賞受賞(2013年帰国記念リサイタルに際して)。3月、《西尾市制60周年記念演奏会》に出演、第九ソプラノソロをつとめる。夏には大分県《アルテヴィーヴァコンサート》に出演、蝶々夫人タイトルロールを歌う。

2015年《春のデュオコンサート》に出演(共演:松下雅人、ピアノ:金澤みなつ)。夏、大分県アルテヴィーヴァコンサートにおいて修道女アンジェリカタイトルロールの役デビューを果たす。9月に東京文化会館小ホールにて二期会サミットコンサートⅤに出演、オペラポーギーとベス(抜粋)を演奏。 同年秋、名古屋二期会創立45周年記念オペラ宗春(作曲:中田直宏、指揮:矢澤定明、演出:西川右近、初演)において影の者役で名古屋二期会オペラデビュー。

 2016年名古屋二期会オペラ蝶々夫人においてタイトルロール出演、この役の日本・本公演デビューとなる(指揮:佐藤正浩、演出:岩田達宗)。同年11月、名古屋音楽大学めいおん音楽祭《声楽教員コンサート》に出演。

2017年第2回目となるリサイタル『Junko Watanabe recital 2017 言葉×音楽x芝居』開催。(ピアノ:石山秀明、ゲスト出演:平尾憲嗣(T)、大沼徹(Bs)、演出:田尾下哲)

2018年名古屋二期会オペラちゃんちき(指揮:田中祐子、演出:岩田達宗)化けた美女役で出演。

名古屋音楽大学(2014〜至現在)、愛知県立芸術大学(2016〜至現在)にて非常勤講師を務める。

また、2019年より母校である南山国際中学・高等学校にて音楽・非常勤講師として務める(至現在)。

名古屋二期会会員。

平成26年名古屋音楽ペンクラブ賞受賞。

平成28年愛知県芸術文化選奨新人賞受賞。

平成29年名古屋市民芸術祭特別賞受賞。

平成30年名古屋芸術奨励賞受賞。

 

 個人レッスンにおいて発声法、オペラ表現法、ディクション(歌うための言語発音)、米・英語作品、英語による指導、英語レッスン通訳なども行う。

  

 (敬称略)